- 2025年10月9日
もう繰り返さない!ストレートネックを根本から治すための正しい姿勢とデスク環境改善ガイド

「一度ストレートネックを改善しても、また元に戻ってしまう…」
そんな悩みを持っている方は、日々の生活習慣に根本的な問題があるのかもしれません。ストレートネックの予防・再発防止には、正しい姿勢を身につけることと、毎日を過ごす環境を整えることが不可欠です。この記事では、根本的な改善を目指すための実践的な方法を解説します。
1.デスク環境と睡眠環境の最適化

ストレートネックは、日中の姿勢だけでなく、寝ている間の姿勢にも大きく影響されます。
- デスク環境の最適化:
- モニターの位置: 画面は目線の高さに調整し、頭が前に出ないようにしましょう。ノートパソコンとデスクトップパソコンでは頚椎の角度に大きな違いがあります。ノートパソコンの場合は、スタンドやモニター台を活用するのが効果的です。
- 椅子の高さ: 足の裏が床にしっかりつき、膝と股関節が90度以上になるように調整します。
- 睡眠環境の見直し:
- 枕の選び方: 首のS字カーブを自然にサポートしてくれる枕を選びましょう。高すぎる枕や柔らかすぎる枕は、首に負担をかけるため避けるべきです。
- 枕の置き方: 枕は頭だけでなく、首や肩までしっかり支えられるように配置します。首と枕の間に隙間ができないように意識しましょう。
2.正しい姿勢の習慣化と体幹トレーニング

正しい姿勢を維持するには、土台となる骨盤から整える意識が大切です。
- 座り姿勢: お尻のお肉を後ろにかき出し、坐骨を座面に突き刺すように座ります。こうすることで骨盤が立ち、背筋が自然と伸びます。
- 体幹トレーニング: 正しい姿勢を維持するには、腹筋や背筋といった体幹の筋力が必要です。プランクなどの簡単なトレーニングを日常的に取り入れることで、姿勢を安定させ、ストレートネックを予防できます。
3.首への負担を減らす日々の工夫

- 血行を促す: 首周りの筋肉がこわばって血行が悪くなるときは、蒸しタオルを当てる、湯船に浸かるなどして温めましょう。
- バッグの持ち方: 片方の肩にショルダーバッグをかけ続けると、体のバランスが崩れ、首への負担が増します。左右交互に持ち替えるか、リュックサックを活用しましょう。
- ストレッチの習慣化: 「チンインエクササイズ」や「胸のストレッチ」などをこまめに行い、首や肩周りの筋肉の緊張をほぐしましょう。
ストレートネックは、日々の小さな習慣の積み重ねで引き起こされる現代病です。これらの対策を継続することで、根本から改善し、再発を防ぐことができます。もしセルフケアだけでは改善しない場合は、当院にご相談ください。当院では理学療法士による運動指導や頚椎けん引、低周波治療による筋緊張の緩和を行う物理療法を行っています。